IKEAの自転車「SLADDA」、米国でも販売

昨年欧州で発売され話題となったIKEAの自転車「SLADDA」が米国でも販売開始されました。IKEAの家具同様、シンプルなデザインを持っています。

IKEAの自転車「SLADDA」、米国でも販売
IKEAの自転車「SLADDA」、米国で販売開始

欧米ではクルマから自転車に乗り換える人が増加中。でも例えば大型の家具を買ったときなどには、自転車で運ぶのは困難です。また米国人は年末、クリスマスツリーを生木で買って家までクルマで持ち帰る人が多く、これができなくなるというのは頭の痛い問題です。


「SLADDA」はこの問題を解決できる自転車。トレイラーを取り付けて、大量の荷物を運べます。

IKEAの自転車「SLADDA」、米国でも販売
フロント、リアラックと組み合わせると、
驚くほど大量の荷物を運べます

その特徴の1つは、ほぼ“メンテナンスフリー”であること。例えばドライブトレインには金属製のチェーンではなく、ベルトドライブが採用されました。錆びることもなく、注油が不要なベルトドライブには、IKEAによる10年間の品質保証付きです。

IKEAの自転車「SLADDA」、米国でも販売
ベルトドライブは音も静かです

アルミフレームは2層のラッカーでペイント。錆びにくくキズにも強い構造とし、手入れの手間を減らしました。

IKEAの自転車「SLADDA」、米国でも販売
重量は15キロと、まずまずです

定期的な交換が必要となるワイヤー類も極力減らしています。変速機にはハブ内蔵の自動2速タイプを採用し、ハンドルバーからリアホイールへと延びるワイヤーと変速レバーを排除しました。

IKEAの自転車「SLADDA」、米国でも販売
ハンドルバーに取り付けられたのは
フロントディスクブレーキ用のレバーとワイヤーだけです

リアブレーキは、ペダルを逆回転させることで作動するコースターブレーキを採用。これにより、ブレーキワイヤーやブレーキレバーを不要としています。

IKEAの自転車「SLADDA」、米国でも販売
とことん、メンテナンスフリーにこだわっています

「SLADDA」の2つ目の特徴は“Click system”。日本語に訳せば「カチッとシステム」となるこのシステムでは、購入者が自転車用のアクセサリーを簡単に「カチッと」嵌めることが可能になっています。

IKEAの自転車「SLADDA」、米国でも販売
フロントラックを「カチッ」

「カチッとシステム」により、「SLADDA」はマルチパーパス自転車となりました。例えば休日にサイクリングを楽しむときには素のままの「SLADDA」で、平日に通勤するときにはビジネスバッグを入れるフロントラックを取り付けて、といった使い方ができます。

IKEAの自転車「SLADDA」、米国でも販売
1台の自転車で、通勤もサイクリングも

アクセサリーとしては、トレイラーも用意されています。さすがにトレイラーの取り付けは、フロントラックほど簡単ではないみたい。でも、それでもそれなりに手軽に取り付けられ、装着すればある程度はクルマの代わりに使えるみたいです。

IKEAの自転車「SLADDA」、米国でも販売
49キロまでの荷物を搭載できます

これを取り付ければIKEAで購入した家具でも、小さいものなら家まで持ち帰れます。フロントラックやリアバッグまで取り付ければ、驚くほど大量の荷物を運べるのだそう。クルマなみ…とはいかないでしょうが、日常生活をする上で困らない程度の荷物を運べそうです。

トレイラーを「カチッと」取り付けられる「SLADDA」、米国でも販売
自転車の耐荷重は160キロまでです(搭乗者含む)

値段は499ドル(約5万7,000円)。フレームが25年保証、ベルトドライブが10年保証で、そのほかのパーツも長期間使える工夫が凝らされていることを考えると、これは安いと言えるのではないでしょうか?ちなみにフロントラックは34.99ドルで、トレイラーは169ドルです。

トレイラーを「カチッと」取り付けられる「SLADDA」、米国でも販売

日本は宅配のシステムが世界一発達している上、自転車にトレイラーを取り付ける人は少ないので、IKEAが「SLADDA」と一連のアクセサリーを発売しても、トレイラーはそれほど売れないかもしれません。でも自転車自体は魅力的。日本でもこのお値段で発売されたら、欲しい人はいるのではないでしょうか?

トレイラーを「カチッと」取り付けられる「SLADDA」、米国でも販売
欲しいワン!

ちなみに、「SLADDA」はIKEAの家具同様、自分で組み立てる必要があります(組み立てサービスも提供されているようです)。すでに組み立てた人によれば、フロントディスクブレーキの調整が難しかったそう。リアのコースターブレーキは慣れるまで使い方が難しいので、買った当初はフロントもリアもブレーキもうまく使えずに困ったのだとか。でも現在は調整も終わり、どちらのブレーキも使えているそうです。それ以外は、とても良い自転車だそうですよ。

トレイラーを「カチッと」取り付けられる「SLADDA」、米国でも販売