
図書カードの新世代として「図書カードNEXT」が登場した。何が変わったのだろうか。
図書カードNEXTは、これまで図書カードを発行していた日本図書普及が、凸版印刷や富士通エフ・アイ・ピーとともに開発した。
さて何が変わったというと、結論から言えば使い勝手は今までとほぼ同じ。
ただ、従来の図書カードは磁気情報を読み取る方式だったが、図書カードNEXTはQRコードを読み取る方式。QRコードには複製を防止する特殊加工が施してあり、専用の機械のみで利用できる。また素材はプラスチックから紙になる。

本を買ってもパンチ穴は開かなくなるが、裏面のID番号、PIN番号を専用サイトに入力すると、カードの残額と履歴を照会できる。利用した書店名と日時、金額を確認できる。

ちなみに従来の図書カードには有効期限がなかったが、図書カードNEXTには有効期限が付いていて、カード裏面に印刷してある。ここは注意が必要だろう。
発行券種は「ピーターラビット」シリーズ4種(500円、1000円、3000円、5000円)、「東山魁夷」シリーズ4種(1000円、3000円、5000円、10000円)、「富士山」シリーズ2種(1000円、2000円)となっている。
なお、従来の図書カードの発行は終了するが、すでにある分は引き続き使える。