ヤフーが、ユーザーの Web サイト閲覧履歴などを、提携先であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に渡すという新方針が注目を集めている。6月2日にもプライバシーポリシー改定するという。

ヤフー、ユーザーのネット閲覧履歴など CCC と共有へ、官公庁への情報提供も拡大か
プライバシーポリシー改定を知らせるヤフー

■T ポイント導入の延長線上

ヤフーは、2013年にポイントサービスを CCC の「T ポイント」に統合している。今回のポリシー改定では、ヤフーのサービスで T ポイントがたまるよう手続きをしたユーザーを対象に、Web サイトの閲覧履歴、キャンペーンの参加情報、顧客分析情報を CCC に渡す。

CCC の方からも、該当するユーザーについて記録している商品購入履歴、キャンペーンやサービスの利用履歴、顧客分析情報をヤフーに渡す。

ユーザーが、両社間でのこうした情報のやりとりを希望しない場合は、オプトアウト(離脱)できる仕組みも用意するという。

なお、ポリシー改定は、T ポイント以外の分野にもおよんでいる。例えばヤフーは今後、病気予防のための情報収集プロジェクト「HealthData Labo(ヘルスデータラボ)」を開始するが、これに参加するユーザーの情報の取り扱いについて、新規定を設ける。 また外部の研究機関と共同研究を行う予定で、これらの機関への情報提供について規定を設ける。

■官公庁への情報提供も拡大か

さらにヤフーのサービスを利用して法令に違反した疑いのあるユーザーの連絡先を官公庁に開示するための規定も設ける。官公庁が是正のための通知を送れるようにするという。

同社は現行のポリシーですでに裁判所の命令や警察の正式な照会などに応じてユーザーの情報を開示しているが、ほかの形での要求にも応じやすくする目的があると見られる。