NTT ドコモは、5月15日に発売した「2014夏モデル」のスマートフォン「GALAXY S5 SC-04F」（サムスン電子製）向けとして、アップデート用ソフトウェアの提供を6月24日に始めた。このアップデートを適用すると、同日開始された新たな通話サービス「VoLTE（ボルテ）」が利用可能となる。現在のところ、VoLTE 対応端末は GALAXY S5 SC-04F のみ。


VoLTE は、LTE ネットワーク「Xi」上で音声通話を実現するサービスで、国内初の取り組みという。ドコモは、従来より高音質で安定した通話が利用できるとしている。


今回のアップデートの主目的は、GALAXY S5 SC-04F を VoLTE 対応とすること。さらに一部仕様変更、表示変更なども施す。

このアップデートは自動更新に対応していない。Xi/FOMA/無線 LAN（Wi-Fi）を介して端末本体で行うか、Windows パソコン用管理ソフトウェア「Samsung Kies」経由で実行する。アップデートには、Xi/FOMA/Wi-Fi 経由だと約6分、パソコン経由だと約7分かかる。アップデート後のビルド番号は「KOT49H.SC04FOMU1VNF8」。一度アップデートすると元のバージョンには戻せない。

なお、現時点で VoLTE に対応する予定のスマートフォン/タブレットは、GALAXY S5 SC-04F を除くと5機種。対応時期は、以下の通りそれぞれ異なる。

【スマートフォン】
・Xperia Z2 SO-03F：6月下旬
・AQUOS ZETA SH-04F：6月下旬
・ARROWS NX F-05F：7月下旬

【タブレット】
・AQUOS PAD SH-06F：7月下旬
・Xperia Z2 Tablet SO-05F：9月下旬