世界初ドラゴンボールのテーマパーク サウジアラビアに

世界初!ドラゴンボールテーマパークがサウジアラビアに誕生

2024年3月22日(金)、東映アニメーションは世界初となる「ドラゴンボール」のテーマパークの建設構想を発表しました。サウジアラビアのキディヤ投資会社(QIC: Qiddiya Investment Company)が推し進めるプロジェクト「キディヤ(Qiddiya)」にて建設していきます。

漫画家 鳥山明の代表作であるドラゴンボールを表現する本テーマパークは、東京ドーム10個を超える広さ(500,000平米)を誇る敷地にて7つのエリアに構成され、それぞれのエリアにはドラゴンボールを代表する「カプセルコーポレーション」「カリン塔」「天下一武道会」「カメハウス」「ビルスの星」などの建物・街並みが再現される予定です。ドラゴンボールの名シーンを五感で楽しめ、まるで作品内に入り込んだ錯覚を起こすような世界観が楽しめます。


アトラクションは30個以上建設される予定で、特にテーマパークの中央にはパークを象徴する「神龍(シェンロン)」が位置する予定で、約70メートルを超える神龍の内部を通り抜ける巨大ジェットコースターも作られる予定です。さらには作品を表現したホテルやレストランなども。

オープン時期は現時点では未定です。

本テーマパークはサウジアラビアの首都リヤドから車で約40分ほどの場所に位置し、東京からサウジアラビアは飛行機で約14時間ほどの距離のため、半日から1日ほどかかります。

ドラゴンボール テーマパークがサウジアラビアに誕生
World's Only Dragon Ball Theme Park
ドラゴンボール テーマパークがサウジアラビアに誕生
World's Only Dragon Ball Theme Park

累計2億6000万部発行の大人気漫画 ドラゴンボール

ドラゴンボールといえば、世界80か国以上でアニメが放送されており、主人公の孫悟空(そんごくう)の必殺技である「かめはめ波」は全世界で流行するなど、日本を代表する漫画の一つです。1984年から約20年間ものあいだ、「週刊少年ジャンプ」で連載され、子供から大人まで幅広い層に支持されてきました。

7つの玉を集めると願いがかなう秘宝「ドラゴンボール」を巡り、主人公の孫悟空やその仲間であるクリリン、ピッコロ、ベジータなど個性あふれる仲間たちがバトルを繰り広げるバトル漫画です。

作家である鳥山明先生は3月8日に急性硬膜下血腫のため死去していたことが集英社より公表されましたが、ドラゴンボール以外にも「Drスランプ」「ドラゴンクエスト」など、世代や国境を越えて愛される漫画を描いてきました。
 

ドラゴンボールイメージ画像

キディヤ(Qiddiya)プロジェクト

ドラゴンボールの世界を表現する同プロジェクトは2023年12月15日にキディヤ投資会社より発表されたメガプロジェクトの一環で、同地区をゲーム及びEスポーツの世界的な中心地になることを目指しています。東京ドーム10個以上の広さに加えて、東京ドーム2個分のスペースに飲食店、小売店、エンターテインメント施設が建設予定で、圧倒的な規模間でゲームの世界をリアルに再現した世界を体験することが可能になります。
 

キディヤプロジェクト

サウジアラビアで高まる日本の「漫画・アニメ」人気

サウジアラビアではこれまでイスラム教の戒律や慣習が重視され、あらゆる娯楽が制限・規制されてきましたが、2017年に皇太子に着手したムハンマド氏が改革に乗り出しました。ムハンマド氏は日本のアニメ好きとして広く知られており、自身が設立した「ミスク財団」の子会社ではアニメやゲームなどのコンテンツ制作なども手掛けている。

2018年には日本企業とサウジアラビアの企業と共同でアニメを共同制作する試みも始まっており、ますます人気が高まっています。