電動自転車「Pi-Pop」フランスで誕生
画像の出典はすべてPi-Pop公式サイト(pi-pop.fr)

環境に配慮した電動自転車「Pi-Pop」フランスで誕生

フランスの起業家アドリアン・ルリエーヴル氏が開発した「Pi-Pop」と呼ばれる電動自転車が、伝統的なバッテリーの代わりにスーパーキャパシタを使用し、バッテリー製造に伴う環境懸念に立ち向かっています。スーパーキャパシタは、簡単なライドやブレーキ時に充電され、エネルギーを素早く蓄えて放出し、上り坂などの難しいアクションをサポートします。

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環境への配慮と利便性の融合

環境に配慮した電動自転車「Pi-Pop」

ルリエーヴル氏によれば、Pi-Popのスーパーキャパシタは平坦な地面で充電されれば50メートルの標高差を処理でき、これにより約8割のヨーロッパの都市で適しているとのこと。スーパーキャパシタはリチウムバッテリーと異なり、炭素、導電性ポリマー、アルミ箔、およびパルプといった再利用可能な素材で構成され、希少な土地の素材の使用を避けています。20キログラムのPi-Popはシンプルさの象徴であり、環境に優しい選択として注目を集めています。


技術の進化とヨーロッパ市場への挑戦

環境に配慮した電動自転車「Pi-Pop」

Pi-Popは現在“第3世代”のデザインに進化し、フランスのオルレアンで組み立てられています。ルリエーヴル氏は、生産と雇用の地元重視がイノベーション、持続可能性、エネルギー転換にとって不可欠であるとの信念を示しています。

現在、Pi-Popは現在月に100台の自転車を生産しており、将来的には2024年までに月1,000台の生産を目指しています。ルリエーヴル氏はヨーロッパ市場を2025年までにターゲットにし、資金調達の可能性を模索しています。EUは電動自転車および非電動自転車の輸入数が多く、Pi-Popが市場で成長するための重要な機会となる可能性があります。

環境に配慮した電動自転車「Pi-Pop」

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