ドイツnooneeが「Chairless Chair(チェアレス・チェア)2.0」を発表しました。従来バージョンに比べてより軽く、より快適になった“ウェアラブル・チェア(着る椅子)”です。
使用方法は以前と同じ。専用のストラップで「チェアレス・チェア 2.0」を腰と太もも、クツに固定します。装着しても、いつもと同じように歩くことができます。
競合製品と比較して「チェアレス・チェア 2.0」が優れているのは、クツにも固定される点。一般的な椅子は4脚なのに対して“着る椅子”のほとんどは2脚。人間の両足が残る2脚の役割を担う必要がありますが、このとき着用者の“足”と「チェアレス・チェア 2.0」の脚の間隔が適切でないと不安定になります。
「チェアレス・チェア 2.0」では競合他製品とは異なり、クツにも固定されていてこれが最適な距離を維持。安定した着座姿勢を保てます。
利用シーンとしては、一日中、立ったりしゃがんだりを繰り返す職場。膝や腰への負担を軽減できます。椅子をあちこちに持ち運ぶ必要がなくなるというメリットも。
2.0での最大の改善点は25%の軽量化。よりスリムなデザインになったこともあり、「チェアレス・チェア 2.0」を取り付けて立ち歩いているときの負担が軽減されます。
クツへの固定用コネクターも動きによりしっかりと追従できるよう改善されています。また、座り心地もよくなったのだとか。
nooneeは「Chairless Chair 2.0」を5月30日から開催される世界最大級の製造業のための国際展示会ハノーバーメッセ 2022でお披露目する予定。価格などは同展示会で公開するとしています。