「スーパースローモーション」撮影ができるAndroidスマートフォン「Xperia XZs(エクスペリア エックスゼットエス)」が5月下旬にソフトバンクから発売予定だ。
ソニーモバイルコミュニケーションズの製品。すでにNTTドコモから発売が決まっている「Xperia XZ Premium」などと同じく最大960fps、つまり1秒間に1,000コマ弱の高速撮影が可能。よく映画やテレビ番組などで見かける、時間の流れがゆっくりよどんだような映像を1回あたり最長で約6秒間記録できる。
この機能は背面カメラに1,920万画素のメモリー積層型CMOS撮像素子「Exmor RS(エクスモア アールエス) for mobile」を採用して実現した。
またシャッターを押す直前の画像も記録する先読み撮影機能により、次の動きを予測しにくい被写体もしっかり捉えられる。撮影画質も向上し、暗所のノイズや、高速で動く被写体の歪みを低減した。ほかにビデオ通話や自撮りに使えるよう1,320万画素の前面カメラも備える。
カメラ以外の特徴としてはバッテリーの劣化を防ぐ機能を備える。米国のQnovoと共同開発した充電最適化技術や、充電速度を調整して負荷を軽減する技術を採用。また使う人の日々の生活習慣を学んでバッテリー切れを予測し、通知してくれる機能もある。電池容量は2,900mAh。
ハイレゾ音源再生とデジタルノイズキャンセリング機能を両立したオーディオ機能、本体側面の電源ボタンと一体になった指紋センサーによるロック解除や、防水・防塵性能も引き続き搭載する。テレビ(フルセグ)、おサイフケータイも利用できる。
ディスプレイは約5.2型フルHD(1,920×1,080ドット)。本体の重さは約161g。デザインで目を引くところとしては、背面パネルに金属質な「ALKALEIDOR(アルカレイド)」素材を組み込み、サンドブラスト加工を施してマットな質感に仕上げた。
なお、本体カラーはブラック、ウォームシルバー、アイスブルーとシトラスの4種類が選べる。
CPUは64bit、2+2コアのQualcomm MSM8996(2.2GHz/1.6GHz)を搭載。メモリー容量は4GB。ストレージ容量は32GB。外部記録媒体として最大256GBのmicroSDXCメモリーカードを利用できる。