3D映像で再現した江戸時代の熊本城
勇壮な外観

江戸時代の熊本城を、3D映像で再現した映像作品を、東京国立博物館が6月22日~7月10日に上演する。鑑賞料金は500円で、全額が熊本市が開設した「熊本城災害復旧支援金」への寄付となる。

この映像作品は2011年に、五重、三重の櫓(やぐら)が立ち並び威容を誇っていた江戸時代の熊本城を題材とし、城郭建築および熊本城研究の専門家による学術監修のもとに凸版印刷が制作。もともとは熊本城の観光交流施設で公開していたが、現在この施設は休止状態。あらためて東京で披露することにした。

3D映像で再現した熊本城の遠景
細部まで考証して再現している

5年前の作品だが、考証の確かさは折り紙付き。平面形状と柱割が把握できる重要な史料「御城内御絵図(おんじょうないおえず)」と立面意匠を見て取れる「御城図(おしろず)」などの古図面を参照し、宇土櫓(うとやぐら)や天守閣、本丸御殿などの建造物や石垣を詳細にデジタル撮影した約4万枚の画像を生かしている。

東京国立博物館内TNM & TOPPAN ミュージアムシアターで公開する。熊本市の賛同のもと、地震の被害に遭った熊本城の復旧を支援する目的で企画した。会場では専属ナビゲーターがついて上演し、鑑賞した人から熊本への応援の言葉も募集する。