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震災に備えて―ふつうのスマホで「衛星通信」できるシステム、ソフトバンクが開発中

4Gスマホの通信規格「LTE-Adovanced」を利用した衛星通信機

将来ふつうのスマートフォンで、衛星回線を使えるようにするシステムを、ソフトバンクが発表した。第4世代(4G)携帯電話サービスと同じ「LTE-Advanced」方式で通信する。

従来の衛星通信システムは、それぞれ独自の通信規格を使うことが多く、専用の基地局と電話機などの端末が必要だった。

これに対しソフトバンクが2014年から開発している新システムは、4G携帯の国際標準であるLTE-Advancedの規格に準拠しており、地上の汎用基地局や端末に、特別なソフトウエアを組み合わせることで、衛星と通信できるようにする。

実験では気球を使った

気球を使って衛星回線を模した実験では、音声通話、データ通信ともに正常に動作することが確認できた。さらに1つの端末で衛星を模した回線と、普通の地上回線を切り替えて通信できた。

このシステムに対応したスマートフォンは将来、ふだんは地上の回線を、災害発生時などは衛星回線を利用することが可能になる見通しだ。実用化に期待したいところ。
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