一昔前と比べると、まったく便利な世の中になったものである。モバイル通信環境が整備されたせいか、ちょっとした日常の用事をすませられるスマートフォンのアプリが、出回っている。「タクシーの配車アプリ」もそのひとつだ。

タクシー無線のデジタル化は総務省が2003年から制度化しており、2016年5月でタクシー無線は「デジタル無線」に完全移行する。このデジタル化で、スマートフォン向けアプリと連携し、タクシーを利用するユーザーと双方向のコミュニケーションがとれるようになった。

「タクシーの配車アプリ」は、位置情報をもとにユーザーのいる場所を表す地図を表示するので、ユーザーは、タクシーを停める場所を確定してタップするだけだ。すると近くにいる空車に配車情報が送信され、タクシーがやってくる。

今回、インターネットコムNTT コムリサーチは、「タクシーの配車アプリ」に関する調査を行った。

調査対象は、全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,071人。男女比は男性53.6%、女性46.4%。年代比は10代13.6%、20代15.7%、30代21.5%、40代17.2%、50代14.9%、60代以上17.1%。

全体1,071人のうちスマートフォンの所有者は580人(54.2%)だった。この580人のうち、「タクシーの配車アプリ」を知っていたのは131人(22.6%)。

「タクシーの配車アプリ」、スマートフォンユーザーの2割強が認知
タクシーの配車アプリ」を知っていますか。(n=580)
(2014年3月28日〜4月2日/
全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,071人)

また、「タクシーの配車アプリ」を知っていた131人のうち、利用したことがあるのは24人(18.3%)。スマートフォンユーザー580人に対する割合は4.1%。

実際に利用したことがありますか。
実際に利用したことがありますか。(n=131)
(2014年3月28日〜4月2日/
全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,071人)

以上から、スマートフォンユーザーの2割強が「タクシーの配車アプリ」を認知、また認知しているうちの2割弱が、実際に利用していることが分かった。

(調査協力:NTT コムリサーチ)