ホンダは3月3日から開催される「第11回[国際]スマートグリッドEXPO」に電動スクーターや電気自動車などを出展する。また、ホンダが推進するMaaSにエネルギーサービスを組み合わせた「Honda eMaaS(イーマース)」の世界観や、Honda eMaaSを実現するための電動化技術「Honda e:Technology」を搭載したさまざまな機器の活用事例も展示する。
■ 主な出展物
・ Honda Mobile Power Pack e: Prototype従来のモバイルパワーパックより電池容量を増大し、1.3kWh以上の大容量電力を貯蔵するリチウムイオンバッテリーのプロトタイプ。
実証実験で得たユーザーの声を反映し、使いやすさとハンドリングの良さを追求したボディーとハンドル形状になっている。発売は2021年中を予定。
ハンドル形状が現在と異なる
・ GYRO e:(ジャイロ イー)市販予定車
上述のモバイルパワーパックを動力源とする、バッテリー交換式のビジネス用電動三輪スクーター。配達に便利な大型・低床のリアデッキを採用しており、今春の発売を予定している。
・ GYRO CANOPY e:(ジャイロ キャノピー イー)市販予定車
モバイルパワーパックを動力源とする、バッテリー交換式のビジネス用電動三輪スクーター。雨や埃など天候の影響を受けにくい大型フロントスクリーンとルーフを装着しており、今年の夏に発売を予定している。
・ Honda Power Pod e: Prototype
モバイルパワーパックの充電・給電器のプロトタイプ。モバイルパワーパックとの組み合わせにより、非常時の電源、家庭内や屋外での電源として利用できる。
・ Honda Mobile Power Pack Exchanger e: Prototype
複数のモバイルパワーパックを同時に充電し、貸出できるバッテリー交換ステーションのプロトタイプ。街中に設置し、電動小型モビリティ利用者などへ交換用モバイルパワーパックを供給することを想定している。
・ Honda Power Storage e: Concept
モバイルパワーパックを家庭用の蓄電池として使うシステムのコンセプトモデル。モビリティ用途に適さなくなったモバイルパワーパックの二次利用方法も想定した提案。
・ Honda e
「先進のテクノロジー」「シンプルデザイン」「快適でクリーンな都市型コミューター」「先進の安全・安心」という4つの特徴を持つ電気自動車。インテリアでは、5つのスクリーンを水平配置したワイドビジョンインストルメントパネルを採用している。
・ LiB-AID(リベイド)E500、LiB-AID E500 for Work
LiB-AID E500は、ホンダ独自の正弦波インバーター技術による高品質な電気の供給が可能な最大出力500W(VA)のハンディータイプ蓄電機。LiB-AID E500 for Workは業務用蓄電機。
・ E-AUTO(イーオート)リキシャ(TORK Motors社開発モデル)
モバイルパワーパックを動力源とする、バッテリー交換式の電動三輪タクシー。バッテリーシェアリングの事業化を目指し、インドで実施中の実証実験で使用している。
■ 第11回[国際]スマートグリッドEXPO 開催概要
開催日程:2021年3月3日から5日まで
会場:東京ビッグサイト 西展示棟1階