2月以降巡回展示へ
ベースとなった車両は、1960年代にアメリカで製造された「パンヘッド」と呼ばれるタイプのエンジンを搭載したクラシックハーレー。これに対し、長野県塩尻市 木曽平沢地区の「木曽漆器」に伝わる技法を施したパーツが装着された。また、新たに開発された皮革製品への漆塗り技法などを施したパーツも採用されているという。
具体的にはハンドルバー、タンク、リアフェンダー、シフトレバーは、木曽漆器の伝統的な技法で塗られた。一方、ハンドルグリップ、サドル(シート)には、皮革製品に漆塗りを施す新しい技法が採用されている。
今回の取り組みは、木曽平沢「未空うるし工芸」の岩原裕右氏が中心となって実施された。岩原氏は、「木曽漆器を全国にPRするため、春以降は関東で行われるイベントにも参加したい」と述べている。また、場所によっては自走して出かけることも考えているのだとか。
展示スケジュールの詳細については、塩尻市観光協会公式ホームページを参照されたい。