ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」

「QTV」はブラウン管テレビちっくなスピーカー。香港に本拠を置くLofreeが開発した。

ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
ブラウン管テレビのようなスピーカー「QTV」

スマートフォン用のBluetoothスピーカー。このカテゴリーの商品には、カラーがブラックで、デザインがシンプルなものが多いなか、カラフルでレトロなルックスに仕上げてある。本棚やリビングボードに置けば、ブラウン管テレビで白黒映画を観ていたころの雰囲気を楽しめる…かもしれない。


ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
1970年代のような光景?

手のひらサイズのコンパクトなスピーカーながら、出力は5W。それなりの音を期待できるだろう。スマートフォン用のスピーカーの他、目覚まし時計やキッチンタイマーとしての機能も搭載されている。

ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
キッチンタイマー機能もついてます

ブラウン管のようなフロントスクリーンは、使用している機能にあったUIを表示。例えばスピーカーとして使用しているときには画面にはレコードプレーヤーをイメージしたUIが表示され、楽しい気分を盛り上げてくれる。

ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
スピーカー機能使用時には画面にはレコードプレーヤー風のUIが

目覚まし時計として使用するときも、それにあった画面が表示される。機能を切り替え別の画面に遷移する際には、一瞬、砂の嵐が表示されるという芸の細かさも。

ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
目覚まし時計向けUI

ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
砂の嵐!(死語)

本体上部のアンテナは、実際にはアンテナではなく、目覚まし時計のアラームを止めるためのボタンとして機能する。その他、お料理タイマーとして利用しているときに、タイマーの一時停止ボタンなどとして使用することが可能だ。

ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
アンテナ、やけに太いと思った

その他、アンテナを長押しすると表示されるシークレット機能も搭載された。

ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
「オリーブ!」

ボリュームの上げ下げは、チャンネルダイヤルを回して行う。すっかり死語と化した「チャンネルを回す」行為を久々に体験するのも、乙ではないだろうか?

ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
「巻き戻し」も死語って、ほんとですか??

バッテリーはmicroUSBケーブルで充電するタイプ。スピーカーとして使用する場合、1回の充電で5時間の連続利用が可能だ。

ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
背面にmicroUSB用コネクタがあります

カラーバリエーションは「レッド」「グリーン」「ホワイト」「ブルー」の4色展開。一番ブラウン管テレビらしい雰囲気を持っているのはレッドだが、ベッドルームのサイドボードにおいて目覚まし時計として使用するなら「ホワイト」が良いなど、利用目的にあわせてカラーを選べる。

ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
カラーバリエーションは4色

ブラウン管テレビちっくなスピーカー、Lofreeの「QTV」
こんなテーブルなら、緑があいそう

Lofreeは「QTV」の世界的なプロモーションを兼ねて、クラウドファンディングサイトIndiegogoで先行販売を実施している。本稿執筆時点では69ドルの出資と送料で「QTV」を1個入手可能だ。出荷は2018年7月に予定されている。

技適の有無についてLofreeに尋ねたところ、同社のSandyさんから、Lofreeは現在日本の代理店と販売について交渉中で、近く、技適を取得した製品を出荷可能になる予定との回答を得た。同社には他にも魅力的なデザインの製品があるが、それらも日本で入手できるようになるかもしれない。Lofreeからの続報を待ちたい。

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