次世代のスマートフォンは、画面が巻物のように開いてのびちぢみするようになるかもしれない。NTTドコモは「フレキシブルディスプレイ」と言うやわらかい部品を使ったスマートフォンのための技術開発を進めている。
フレキシブルディスプレイは最近、いくつかの企業が発表している。ドコモが工夫しているのはそれをどう生かすかという点。ディスプレイの一部をくるくると巻き取ったり、逆に引き出したりして、スマートフォンの大きさからタブレットの大きさまで自在に変更できるようにし、好きな画面サイズで映像を視聴できるようにした。
どれくらいディスプレイを巻き取ったかをセンサーで計測し、画面のサイズに合わせて映像の横幅なども自動調整する。
技術開発に用いたフレキシブルディスプレイについては、半導体エネルギー研究所が協力している。
なお11月17日、18日に神奈川県横須賀市の施設「ドコモR&Dセンタ」で開催するイベント「DOCOMO R&D Open House 2016」で実際の見本を公開する。