シャープは5月14日、業績回復を目的とする事業構造改革と財務体質改善の実行策の一環として、3,500人規模で希望退職者を募集すると発表した。取締役会は人員削減計画を決議しており、同日中に労働組合へ申し入れる予定。削減の対象は、同社と国内の主要連結子会社。
現時点の計画では、募集期間は2015年7月下旬から。退職日は9月30日の予定。人員削減にともない発生する費用は、合計で約350億円と見込む。
当記事の執筆時点(5月14日16時)、シャープ労働組合はこの人員削減計画に対するコメントを Web サイトに掲載していない。
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シャープ労働組合の Web サイト
(出典:シャープ労働組合) |
なお、シャープは約3年前にも2,000人規模で希望退職者を募り、応募者数が予定人数を上回る2,960人に達した。