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シンクライアントソリューションの新会社 TCSI、本格的に事業を開始

2014年3月に設立されたシンクライアント・ソリューション総合研究所(TCSI)が、「スーパー・シンクライアント・ソリューションの提供」をビジョンに掲げ、本格的に事業を開始した。

TCSI は、「シンクライアント用仮想 USB デバイス統合管理ソフト」(VUMS)、シンクライアント用「Windows Embedded OS のカスタマイズ」、「シンクライアント基盤最適化コンサルティング」の3事業の中核としている。

一般的なシンクライアントシステムでは、セキュリティ上 USB 機器利用が制限されることが多く、スキャナーやプリンタなどの USB 機器を接続できない、などの課題があった。

VUMS(バムス)は、シンクライアント環境で USB 機器を統合管理するソフトウェア。仮想デスクトップサーバーに USB デバイスドライバを集約させ、各種 USB 周辺機器をネットワーク経由で接続、集中管理できるようにする。

なお、VUMS は、横浜の MRY が開発した製品。TCSI は、販売とカスタマイズ開発に関する総販売代理店契約を締結している。

VUMS 導入のメリット

Windows Embedded  OS のカスタマイズでは、OS を Windows Embedded Standard 7 や Windows Embedded 8 に入れ替え、HDD を取り外して CF(Compact Flash)または SSD(Solid State Drive)に変更、既存 PC やモバイル端末をシンクライアント端末にカスタマイズする。

Windows Embedded OS カスタマイズ事例

また、今後の IoT(Internet of Things)の進展を念頭におき、全デバイスが USB を介してスムーズに“つながる”ようにしていくことをミッションとしている。

金融・製造・医療・流通などの企業、地方自治体、教育機関などをターゲットに、初年度5億円、3年後10億円以上の売り上げを目指し、また、台湾などのアジア圏への海外進出も予定している。
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