スズキは「BALENO（バレーノ）」を全面改良し、インド国内で2月23日に発売した。
「バレーノ」は、2015年にインドで発売されたプレミアムハッチバック。2021年11月にはインド国内累計販売100万台を達成している。今回のフルモデルチェンジでは、ヘッドアップディスプレイを含む先進装備の採用や後席快適性の向上といった改良が施された。
外装ではルーフライン後方にかけて傾斜を強めたスタイリングを採用し、ボディーサイドには力強くシャープなキャラクターラインを引いて大胆さを強調するデザインとした。
フロントには精緻な造形のフロントグリルを採用し、その下には全幅を強調する左右に広がるクロームの加飾を配置している。フロントのポジションランプとリヤのテールランプには特徴的な3灯式LEDを採用した。
インテリアでは、ドアの内装やインパネ周りは乗員を包み込むような造形とし、柔らかさを印象づけるデザインとしている。内装色は黒と紺の2トーンに統一。アクセントとしてインパネやステアリングホイールにシルバーの加飾を施して質感を高めた。
先進装備ではスマートフォンと接続可能な9インチの大型タッチパネル式ディスプレイオーディオを採用し、全方位モニターに対応している。
車速、エンジン回転数、瞬間燃費など必要な情報をフルカラーで見やすく表示するヘッドアップディスプレイを採用した。
後席ではシートクッションの素材や形状を改良することで、サポート感や着座時の安定性を向上している。また後部座席用のエアコン吹き出し口やUSB充電ソケットなどを装備して快適性を高めた。
サイズは全長3,990×全幅1,745×全高1,500mm。ドライブトレインには、アイドリングストップシステムを採用した1.2Lエンジンと、5MTまたは5AGSトランスミッションの組み合わせが搭載される。