「夏休み」と共に検索される旅行先として上位を占めたのは、国内は「北海道」「京都」「九州」など、海外は「ハワイ」「グアム」「韓国」など。海外で3位となった韓国は、中東呼吸器症候群(MERS)の影響で落ち込んだ旅行需要が回復傾向にあるようだ。
![]() |
国内の上位は北海道や京都など (調査期間 2015年4月1日〜6月30日) |
前年と比較して検索数が急上昇した観光地は、開創1200年記念の高野山がある「和歌山」や北陸新幹線が開通した「金沢」「北陸」など。昨今は旅行業界が子ども向けのツアーに力を入れており、「子供旅行/子連れ旅行」も182%という高い伸びを見せた。5位の「フィンランド」は涼しいイメージがある上、直行便でいける北欧の国として人気が上昇。6月から8月まで開園している「ムーミンワールド」も人気の理由のようだ。
![]() |
和歌山や金沢、フィンランドなどの検索が急上昇 (調査期間 2015年4月1日〜6月30日) |
旅行に対するニーズの傾向を見ると多様化が進んでおり、アグリツーリズムのような“体験型”や「女子旅」「男旅」のような“属性型”といった新しいカテゴリーの検索が増えている。世界的なトレンドとしては、“stay”と“vacation”を合わせた造語「Staycation(ステイケーション)」の検索量も増えているそうだ。「Staycation」は、遠方ではなく自宅や近場のホテルなどで楽しむ休暇を意味しており、米国やシンガポール、マレーシアなど各国で注目度が上昇。シンガポールでは「Staycation」向けのプランが多数展開されるなど大きなトレンドになっているという。
![]() |
体験型の旅行や「女子旅」「男旅」などの検索数が上昇 (調査期間 2015年1月1日〜6月30日) |
![]() |
日本でも流行る?「Staycation」の検索が世界で増加 |
※データの出典は全てGoogleデータ、Google分析