山形県米沢市のニューメディア(NCV)は、米沢地区のサービスエリア向けコミュニティチャンネルで、データ放送を開始した。

NCV はこれまでも、Web サイトやコミュニティチャンネルの番組内で、地域ニュースや道路・河川情報、災害情報などを提供してきたが、今回、データ放送でも提供することにした。インターネットに不慣れな高齢者でも、操作に慣れたテレビリモコンで、必要な時にいつでも必要な情報にアクセスできるようになるそうだ。

また、シンプルで短時間に完結する「クイズコーナー」とポイント加算機能を設けた。毎日1問出題し、正解するごとに10ポイントを加算、一定ポイントが貯まるとプレゼントに応募できるようにするもの。

高齢者もテレビのデータ放送で情報にアクセスできる―米沢のニューメディアがコミュニティチャンネルで
データ放送のクイズ画面

NCV の視聴者には高齢者が多いので、一般常識や雑学などの脳トレ的な内容をクイズのコンテンツに選んだ。毎日1問の出題とポイント加算で、コミュニティチャンネルの視聴を習慣づけるのが狙い。認知症予防の効果も期待される。

NCV がデータ放送運用基盤として採用しているのは、メディアキャストの統合型データ放送システム「DataCaster M3」。

また、「クイズコーナー」のコンテンツは、ケーブルテレビ局向けに、主婦や高齢者をターゲットとしたパズル ASP を開発・販売しているアトス・インターナショナルが、クイズ・パズル制作会社最大手の大分市のスカイネットコーポレーションと、データ放送向けに特化したオリジナルコンテンツ。