IDC Japan は、国内 BA(Business Analytics)ソフトウェア市場の動向と主要ベンダーの分析結果を発表した。

同社の「国内 BA ソフトウェア市場 2013年の分析と2014年〜2018年の予測」(J14340104)によると、2013年の国内 BA ソフトウェア市場は、前年比7.7%増の1,621億1,600万円。内訳は、データ蓄積に関する DWH(データウェアハウス)マネージメントプラットフォームが39.8%、蓄積データを活用するための BI/分析ツールが28.9%、パフォーマンス管理/アナリティクスアプリケーションが25.4%となっており、この3種類の中分類市場が同市場の94.1%を構成している。上位5ベンダーは、オラクル(シェア24.1%)、SAP(同14.0%)、IBM(同11.1%)、マイクロソフト(同9.2%)、SAS(同6.0%)だった。


1位はオラクル、2位は SAP--IDC、国内 BA ソフトウェア市場の分析結果を発表
国内 BA ソフトウェア市場 上位5ベンダーのデータ

IDC によると BA に対する企業の関心は高まっており、今後も新たな技術や製品のリリースによる用途拡大が期待できるという。2013〜2018年の CAGR(Compound Annual Growth Rate:年間平均成長率)は7.0%で推移し、2018年の市場規模は2,272億7,900万円に達する見込み。また、企業の事業部門における利用も増加していることから、主な中分類市場のうち、BI/分析ツールは CAGR 8.5%、位置/空間情報分析ツールは CAGR 9.1%という高い成長率で推移すると予測している。

一方で、BA に興味はあるが導入に至らない企業や、イノベーション創出につながる高度な分析に苦慮している企業もある。今後の市場拡大に向け、IDC Japan ソフトウェア&セキュリティ マーケットアナリストのもたい洋子氏は、「第3のプラットフォームへ IT システムの変化を促すため、顧客企業の業務内容とその課題を見つけること、そこから段階的に顧客の業務改革を実現する中長期のビジネスアナリティクス提案を行い、国内企業での導入率を向上させるために多様な活用事例を日本語化されたツールで提供することが重要」と述べている。

同発表の詳細は、IDC が発行したレポート「2014年 国内主要 BA ソフトウェアベンダーの競争力分析」(J14340107)に報告されている。