インターネット利用状況調査会社のビデオリサーチインタラクティブは、9月2日にアサヒビール、キリンビール、サントリーが同時発売した、プリン体・糖質ゼロの発泡酒について、すでに発売ずみのサッポロビールを含めた4社が PC リスティング広告をどう活用したのか、出稿状況を調査、その結果を発表した。

今回の調査は、同社が4月にリリースしたリスティング広告データベースサービス「Listing Ads Report」をカスタマイズして実施された。

商品の機能を訴求するキーワードとして「プリン体」「糖質」「プリン体&糖質」などを設定し、発売前1週間(8/26-9/1)と発売後1週間(9/2-8)にわけて、リスティング広告のプレミアムポジションにおける各社の1位掲載獲得シェアの状況をみてみた。プレミアムポジションとは、Yahoo! や Google で検索を行った際に、オーガニックな検索結果よりも上部に表示される広告掲載場所を指す。

「プリン体」:サントリーが発売前後ともトップシェアを獲得しているが、発売後にキリンビールのシェアが増加しているのがわかる。

「プリン体&糖質」:発売前はキリンビールとサントリーで拮抗しているが、発売後はキリンビールが71%までを占める。

「糖質」:発売前後でそれほど変化はないが、発売後に「その他」(Amazon.co.jp、低糖工房など)のシェアが増加している。

なお、アサヒビールのリスティング広告掲載は、今回の調査では見当たらなかった。

ビール大手3社が PC リスティング広告を展開、プリン体・糖質ゼロ発泡酒の一斉新発売で
機能訴求キーワード別プレミアムポジションでの各社1位掲載比率