日立ハイテクノロジーズと日立製作所、慶應義塾大学は、脳科学をモノづくりに活用する取り組みの一環として、バンダイが販売するブロック玩具「BlockLabo」シリーズの「おおきなパン工場とすてきなおうちブロックバケツ」の開発に協力した。

日立、ブロック玩具 BlockLabo「おおきなパン工場とすてきなおうちブロックバケツ」の開発に協力
BlockLabo ロゴ

BlockLabo シリーズは、子どもの成長に合わせた玩具開発をめざすバンダイと、脳科学の知見をモノづくりに活用する取組みを進める日立ハイテクおよび日立が協働で開発、脳科学の知見に基づいたブロック玩具として2011年4月に発売された。

おおきなパン工場とすてきなおうちブロックバケツ
おおきなパン工場とすてきなおうちブロックバケツ

今回の新商品は、「心の理論」(他人の気持ちが分かる心)研究の知見が活用されているという。具体的には、主人公が持っている対象物を、主人公がいない間に、別の登場人物が移動させてしまい、戻ってきた主人公がどこを探すのかを推定するという、心の理論に基づく「『どこかな?』ごっこ遊び」の遊び方を商品に取り入れている。

日立は、脳科学をモノづくりに活用する取り組みとして、検証結果およびその表現の適正を審査するための、第三者の専門家が参画する Brain Science 審査会を運営している。また、審査結果に基づいて Brain Science マークの付与を行っているが、今回の新商品も同マークが付与されているという。