最新技術で面白いユーザー体験を目指す会社、UXF が、「iBeacon」(アイビーコン)を使った近距離コミュニティ自動生成アプリ「mate」(メイト)を、App Store で公開した。

iBeacon は iOS7 に標準で搭載された、「Bluetooth Low Energy」(BLE)を使った新技術。

mate は、この iBeacon を使って、イベント主催者と聴衆(オーディエンス)を繋ぐ。Beacon モジュールを持ったイベント主催者に、mate アプリを持ったオーディエンスが近づくと、オーディエンスに自動的に専用グループへの招待状が届くので、イベント主催者とオーディエンス全員が mate 内の専用グループで繋がることができる。

専用グループでは、イベント主催者からの限定情報の配信、オーディエンス同士で作るシェアアルバム(写真共有)、記念ステッカーの配布などができる。イベント終了後には、専用グループはイベント主催者の専用コミュニティとなる。

従来、オフラインのイベントで主催者や参加者、聴衆が、イベントの現場で生まれたつながりを記録し、次の機会に活かすのはたいへん難しかった。mate と Beacon モジュールの組合わせでそれができるようになる、とのことだ。

将来は、イベント時にオーディエンス同士が自由に会話できる「近接チャット」、クラウドファンディングサービス「投げ銭」などの機能を mate に実装する予定。

なお、mate は、新宿区が主催する毎年恒例のアートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ 2014」(8月22日〜9月7日)の公式アプリに認定された。

主催者と聴衆がすぐ繋がる iBeacon イベントコミュニティ自動生成アプリ、UXF が App Store で公開
(左から)mate アプリを持って Beacon に近接→専用グループへの招待状を受信
→専用グループでみんなと繋がる