ニコンとニコンイメージングジャパンは、生物多様性復元を目指す「赤谷プロジェクト」を支援、プロジェクトによるイヌワシの行動調査に機材を提供する。

このプロジェクトは、群馬県みなかみ町北部、新潟県との県境にある約1万ヘクタールの国有林「赤谷の森」で行われている。プロジェクトでは、地域住民で組織する赤谷プロジェクト地域協議会、林野庁関東森林管理局、日本自然保護協会が中核となり、協働で、生物多様性の復元と持続的な地域社会づくりを進めている。


今年、プロジェクトの一環として、赤谷の森を活用した、日本初のイヌワシ生息環境の向上を目指した試験が行われる。

この50年、森林環境の劇的な変化で、日本に生息するイヌワシは現在150〜200ペア、個体数約500羽となり、絶滅危惧種に指定されている。今年9月から、第1次試験地でイヌワシの行動調査を開始し、イヌワシの保護とこの地域本来の自然の森に復元することを目指す。

ニコンおよびニコンイメージングジャパンは、イヌワシの行動調査に対し、フィールドスコープ「EDG85 VR」、「EDG65」、レンズ交換式アドバンストカメラ「Nikon 1 V3」、「Nikon 1 J4」、デジスコーピングブラケット「DSB-N1」など、総額約300万円相当の機材を提供した。

ニコンは、2005年から日本自然保護協会を通じてこのプロジェクトを支援しており、モニタリングや記録撮影などの調査研究活動で、双眼鏡、フィールドスコープ、デジタルカメラなどのニコン製品を提供している。

ところで、楽天も、同グループの CSR 活動の一環として、イヌワシが生息する東北6県の森林整備に取り組む「楽天の森」を開始している。

絶滅危惧種となったイヌワシ、ニコンが行動調査に機材を提供
撮影:日本イヌワシ研究会 折内 耕一郎氏(2010年11月 赤谷の森にて)