経済産業省は、カーボンフットプリント(CFP)を活用した「どんぐり事業」を開始、同時に「どんぐり事業」に参加する事業者の募集も開始した。

カーボンフットプリント(CFP)とは、製品やサービスが、原材料の調達、製造、流通、使用、廃棄までのライフサイクル全体で排出した CO2 を算出して可視化する仕組み。

「どんぐり事業」とは、経済産業省の平成26年度(2014年度)「カーボンフットプリントを活用したカーボン オフセット制度」(CFP オフセット制度)と、平成26年度「見える化」制度連携活性化事業費補助事業(「どんぐりポイント」事業)を指している。

「どんぐり事業」では、カーボンフットプリントを活用したカーボンオフセット製品の普及を促進し、地球の温暖化を防止する対策を中心に、さまざまな環境活動を支援、環境ラベル「どんぐりくん」で認証する。

経産省がカーボンフットプリント「どんぐり事業」の参加事業者を募集
環境ラベル「どんぐりくん」イメージ

「どんぐり事業」に参加する事業者は、自社の製品やサービスについて、CFP(ライフサイクル全体で排出した CO2)と、それに見合う CO2 クレジット(太陽光発電の導入で削減できた CO2 排出量など)で相殺(オフセット)した製品・サービスに「どんぐりマーク」、またはコミュニティや環境に優しい商品やサービスが還元される「どんぐりポイント」を付けて販売できる。

同省では、「どんぐり事業」で CFP 製品の流通や購入を促進することが、CO2 に配慮した製品やサービスの普及を促進し、「どんぐり事業」に関わる様々な団体の環境活動が、社会全体の環境に対する配慮を拡大できる、と考えているようだ。