総務省情報通信政策研究所は、ソーシャルメディアと従来メディアの関係性や利用実態などを調べる「平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の速報を公表した。

総務省が情報通信メディアの利用時間と情報行動を調査、ソーシャルメディア利用率の結果には疑問の声も
主なメディアの平均利用時間

平日のリアルタイムのテレビ視聴時間は、40代/50代を中心に全体平均で24年度に比べて16.4分減少し、利用者の20%前後は携帯電話と並行利用(ながら視聴)していることがわかった。


コミュニケーション系メディアの平均利用時間
コミュニケーション系メディアの平均利用時間

また、若年層の平日のソーシャルメディア平均利用時間は、10代が48.1分(昨年度26.9分)、20代が45.1分(昨年度21.9分)と、昨年度比でほぼ2倍になり、メールの利用時間と逆転した。コミュニケーション手段がメールからソーシャルメディアに移行していることが浮き彫りになった。

さらに、ソーシャルメディアの利用は全体で57.1%と過半数を超え、LINE を中心に若年層以外にも利用が拡大していることがわかった。

スマートフォンの利用率は全体で52.8%と昨年度比で20ポイント増加し、全体の過半数が利用しているようだ。最も利用率が伸びたのは40代。タブレット端末の利用率も全体の15.4%と、昨年度の8.1%と比べて約2倍に増加し、徐々に普及している実態が明らかになった。

メディアの利用目的や信頼度については、昨年度と比べ大きな変化はなく、時事情報を得る目的ではテレビ、趣味/娯楽情報を得る目的ではインターネットを利用し、情報の信頼度では新聞が最も高い。しかし、20代では新聞よりも「Yahoo! ニュース」などのポータルサイトの利用率が高かった。

ソーシャルメディアの利用率
ソーシャルメディアの利用率

また、ソーシャルメディアごとの利用率では、LINE が1位(44.0%)で、2位が Google+(27.3%)、3位が Facebook(26.1%)、4位が Twitter(17.5%)だった。LINE の利用率は昨年度比で倍増した。

昨年度は調査対象から外れていた Google+ の利用率が2位に入っているが、この結果には、Facebook や Twitter よりも Google+ の利用率が高いという実感がないユーザーたちから「調査対象者が Google+ と Google を混同して回答したのではないか」などという疑問の声も挙がっている。