ビデオ配信プラットフォームの米国 Ooyala(ウーヤラ)は、全世界のオンラインビデオ配信状況や視聴傾向がわかる指標調査レポート「Global Video Index」を公開した。対象期間は、2013年10月〜12月の2013年第4四半期。

「Global Video Index」は、世界130か国以上約2億人の視聴者の視聴習慣データを匿名で毎月測定、また、毎日数十億件のビデオ解析イベントを処理してまとめたもの。Ooyala ではこれを、2011年から四半期ごとに公開している。

今回のレポートでは、モバイル/タブレット端末でのオンライン視聴が、2011年第4四半期以来3年間で719%と、記録的な伸びを示している。前年度比は160%。現在のペースで推移するならば、2016年までには、モバイル/タブレット端末によるビデオ視聴が全オンライン視聴の半分を占めるだろう、と Ooyala は予想する。

消費者がモバイル/タブレット端末でビデオを見て過ごす時間は、今四半期単独では、全オンライン視聴の4分の1を超え、また、モバイル端末の視聴者は、視聴時間の半分以上を30分以上の長編ビデオに費やしており、タブレット端末の視聴者は、視聴時間の35%を費やしていた。

さらに、モバイルでのビデオ再生の割合は、2013年の第3四半期から第4四半期までで、21%上昇した。

「Global Video Index」日本語版はこちらからダウンロードできる。英語版はこちら。

Ooyala は、2007年に元 Google エンジニア3名が創業した会社。130か国のユーザーに SaaS 形式でビデオ配信プラットフォームを提供している。日本では2010年にオフィスを開設、現在、Yahoo! Japan、NTT スマートコネクト、IIJ をパートナーとしてビジネスを展開している。

モバイル/タブレットでのオンラインビデオ視聴、2016年には全端末の半分に
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