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約18km先の文字が読めるだと!? |
CMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーは画素数が増えるほど信号量が増加するため、信号遅延やタイミングのわずかなずれが問題となる。新開発のCMOSセンサーは、回路の微細化や信号処理技術の進化により、1秒間に12億5,000万画素の信号読み出しを実現。これにより、毎秒5コマのスピードで超多画素な動画撮影が可能となった。キヤノンのセンサー技術を応用して画素の微細化に対応した構造を採用することで、高感度・低ノイズも実現している。
約2億5,000万画素のCMOSセンサーを搭載したカメラでは、フルHD(1,920×1,080画素)動画の約125倍、4K(3,840×2,160画素)動画の約30倍という超多画素な動画が撮影可能。任意の領域をトリミングして大幅に拡大しても、解像感が損なわれないという。
今後キヤノンは、特殊監視・防犯機器や超高精細計測機器・産業機器、映像表現分野における同技術の応用を検討していくとしている。