KDDI研究所とセキュアブレインは、Webサイト改ざんによる不正プログラム感染の拡大を防ぐシステム「ドライブ・バイ・ダウンロード攻撃対策フレームワーク(FC-DBD)」を開発。国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と協力して実証実験を展開するとともに、同実験の参加ユーザーを募集している。

協力者求む--Webサイト改ざんによる感染対策の実証実験
Webサイト改ざんによる不正プログラム感染の拡大を防止

「ドライブ・バイ・ダウンロード(DBD)攻撃」は、WebサイトにアクセスしたユーザーのWebブラウザやプラグインなどの脆弱性を悪用し、強制的にマルウェアに感染させる攻撃。FC-DBDでは、ユーザーのPCにブラウザ観測センサをインストールし、ユーザーのWebブラウジングを通じて広大なWeb空間を観測、DBD攻撃を効率的に検出する。

FC-DBDの実証実験に参加したユーザーにはお礼として、各種電子マネーやポイントへの交換が可能な電子ギフト(2,000円相当)が支払われる。なおFC-DBDには匿名化の仕組みが導入されており、提供されたデータから個人は識別されないそうだ。