IT ガジェット好きのあいだでは、Apple の腕時計型ウェアラブル デバイス(スマートウォッチ)「Apple Watch」が話題沸騰だ。しかし、一般的にはもう飽きられてしまったのか、実際に購入したいという人は多くない(調査記事:その1その2)。そこで、最先端のウェアラブル デバイス、鳩腕時計「Cuckoo Watch」はいかがだろう。

Apple Watch はもう古い、世界はハト腕時計「Cuckoo Watch」を待っている
腕で鳩が「ポッポー」

鳩時計は英語で「cuckoo clock」と呼ばれるだけあって、鳩だかカッコウだか、とにかく鳥が毎正時に「ポッポー」と時を告げる柱時計が思い浮かぶ。ところが、Cuckoo Watch は腕時計になった鳩時計。鳩時計は1900年代の初期には既に存在しており、それ以来100年以上に渡ってスタイルが変わっていないという。つまり、Cuckoo Watch は世界初のウェアラブル鳩時計となる。

Cuckoo Watch は、鳩時計らしく毎正時に鳩が飛び出し、チャイムを鳴らしてくれる。さらに、アラームを設定しておくことも可能。当然、設定時刻になるとチャイムとともに鳩が飛び出す。丑三つ時に「ポッポー」とか鳴かれると眠れないし怖いので、深夜から朝7時まで鳩に寝てもらうスリープモードも備える。

時刻はアナログ式の針で示すだけでなく、小さな液晶画面にも表示できる。液晶に表示する時刻は、12時間表記と24時間表記のどちらかを選ぶ。液晶部にはアナログ部と同じ時刻を出すほか、別のタイムゾーンの時刻も出せる。カレンダー機能もある。

実際に作動するプロトタイプ
実際に作動するプロトタイプ

なお、現在 Cuckoo Watch の開発チームはクラウド ファンディング サービス Indiegogo で製品化に必要な資金の援助を募っている。Indiegogo は海外系クラウド ファンディングであり、有名な Kickstarter と同じくどうしても海外発のプロジェクトが大多数を占める。そのため、気に入った製品開発プロジェクトがあっても、製品の送料が無駄に高かったり、不良品・故障発生に対するサポートが心配だったりと、支援を思いとどまることも多い。その点、Cuckoo Watch は神奈川県横浜市に拠点を置くSeaHope(シーホープ)が手がけているから安心だ。

Cuckoo Watch の紹介ビデオ

※画像は Indiegogo の Cuckoo Watch ページから