ATR Creative は、元禄時代(1600年代後半から1700年代初め)の東京(江戸)の古地図をデジタル化したスマートフォン・タブレット向け地図アプリケーション「大江戸ぶらり」の販売を始めた。GPS 連動機能を備え、昔の絵地図を見ながら現在地を確認して「江戸時代にタイムトラベルした感覚でまち歩きを楽しむ」ことができるという。現代の地図と見比べることも可能。Android 版と、iPhone/iPad で利用可能な iOS 版を用意する。販売価格は600円。

スマホ地図「大江戸ぶらり」 で元禄時代の江戸を散歩
地図アプリ「大江戸ぶらり」で元禄まち歩き

大江戸ぶらりでデジタル化している地図は、東洋文庫(東京都文京区)所蔵の「江戸大絵図」(1688年から1703年の元禄年間ごろ)。当時の江戸市街の大半が焼失した明暦の大火(明暦3年/1657年)をきっかけに、江戸幕府が地図制作を命じ、それを元に作られた。方角や縮尺、区画などが忠実に反映されているそうだ。横267.7×縦 320.0cm と大きく、保存状態が良いことから、デジタル化しても細かい文字まで読める。なお、デジタル版の提供は今回が初めて。


東洋文庫が所蔵している江戸大絵図
東洋文庫が所蔵している江戸大絵図

今回、大江戸ぶらりでデジタル化した江戸大絵図は、全4枚のうち江戸城から北に向かって駒込方面までが描かれた1枚。4枚合わせると江戸の町全体が一望できるという。アプリケーション販売で得られた売上高の10%を残る3枚のデジタル化に使い、デジタル版地図を大江戸ぶらりアプリケーションに追加していく予定。

古地図と現代の地図と見比べることも可能
古地図と現代の地図と見比べることも可能

なお、東洋文庫ミュージアムで開催中の展示会「大地図展 -フェルメールも描いたブラウの世界地図-」には、江戸大絵図の実寸大複製が展示されている。開催期間は8月9日まで。

大地図展 -フェルメールも描いたブラウの世界地図- 江戸大絵図の複製が見られる
大地図展 -フェルメールも描いたブラウの世界地図-
江戸大絵図の複製が見られる

東洋文庫ミュージアムに出展されている大江戸ぶらり