SnapPower Charger は、壁などに取り付けられているコンセントのカバーと交換できる USB 充電アダプタ。元からある AC 出力のコンセントはそのまま残せて、USB 充電ポートを増設できる。
身の回りにはスマートフォンやタブレット、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラなどなど、USB で充電するデバイスが溢れている。USB で統一されているのはありがたいが、部屋を移動する都度 AC アダプタを持ち歩くのは面倒。すべてのコンセントに AC アダプタを付けたままにしておくと、出っ張るので邪魔だ。そこでお薦めなのが、現在クラウド ファンディング サービス Kickstarter で多くの支援者を集めているプロジェクト「SnapPower Charger」である。
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壁のコンセントに USB 充電ポートを増設 |
SnapPower Charger は、壁のコンセント カバーと交換できる USB 充電アダプタ。標準のカバーを外して SnapPower Charger を取り付けるだけで、配線し直すといった作業など必要ない。元からある AC 出力のコンセントはそのまま残せて、USB 充電ポートを増設できる。
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取り付けはカバーを交換するだけ |
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邪魔な AC アダプタが不要に |
USB ポートの出力電流は 1A あり、iPhone などのスマートフォンだけでなく、充電時に多くの電流を要求する機器も充電可能だ。USB 充電する機器だけでなく、USB 給電で動く各種デバイスにも使えるだろう。
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元のコンセントも使い続けられる |
標準のコンセント カバーと比べて増える厚みは小さく、USB ケーブルを横から刺す形状であるため、コンセントが家具の後ろに隠れる場所でも使える。取り付けはコンセントのカバーを交換するだけで壁を傷つけたりしないので、借家でも引き払う際に元のカバーに戻していけばよい。
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家具の裏になっても使えるデザイン
(赤丸は編集部が追加)
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配線不要で USB 充電ポートを増設できる秘密は「Power Prong」技術にある。これは、コンセント内部の電流が流れる部分に導電性の突起 Power Prong を接触させることで、AC 電力から USB の DC 電力への変換を行う回路に電力を供給しているのだ。そのため、残念ながらどうしても取り付け可能なコンセントが限られてしまう。
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配線不要の秘密は Power Prong |
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取り付け可能なコンセントは2種類 |
なお、Kickstarter で支援を募っている Jeremy Smith 氏は以前、SnapPower Charger と同じコンセプトのコンセント カバー型フットライト(常夜灯)「SnapRays Guidelight」のプロジェクトを立ち上げ、製品化を実現させた実績がある。
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製品化に成功した SnapRays Guidelight |
※画像は
SnapPower の公式サイトおよび Kickstarter の SnapPower Charger ページから