ソニーは、スマートフォンと連携し、テキスト、シンボル、画像などの情報を視界に重ねて表示できる透過式メガネ型端末「SmartEyeglass」(スマートアイグラス)を開発した。

現在、商品化に向けて取り組んでいるが、アプリを充実させるため、まずアプリ開発者向け「SmartEyeglass Developer Edition」(スマートアイグラス デベロッパーエディション、SED-E1)を、日本、米国、英国、ドイツで3月に発売する。日本での販売価格は10万円(税別)。動作環境は Android 4.4 以降。


ウォークマンの次はメガネマン?―ソニーが新型情報端末を開発者向けに発売
ユーザー体験イメージ

産業用途アプリ開発のために、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、オランダ、スウェーデンでも、法人顧客向けに販売する。販売は、同社のアプリケーション開発支援サイト「Sony Developer World」の SmartEyeglass 専用ページで行う。

さらに、ハードウェアの販売開始と合わせて、昨年9月に先行リリースしたソフトウェア開発キット(SDK)を更新、正式リリース版のソフトウェアを提供するそうだ。

アプリ開発者向け「SmartEyeglass Developer Edition」
アプリ開発者向け「SmartEyeglass Developer Edition」

ソニーは、2016年内の SmartEyeglass の一般販売を目指しているが、同社によると、SmartEyeglass は、連携するスマートフォンのアプリ次第で、さまざまな活用が期待できる端末だ、という。

現在見ている対象物から視線を逸らさずに情報を確認できる重畳表示方式を活かし、現実世界に情報を付加する AR(拡張現実)では、製造現場で作業を指示したり、警備現場で事故の情報を表示するなど、業務用途でも活用できそうだ。

1月に米国ラスベガスで開催された「CES 2015」のソニーブースでは、倉庫での部品ピックアップや整備工場でのエンジンメンテナンスなどの活用例が展示された。また民生用途としては、スポーツ観戦中に選手情報を得たり、イベント会場で関連する SNS メッセージを表示したり、観光地でガイド情報表示したりなどができるという。