気象情報サービス「ウェザーニュース」を手がけるウェザーニューズと、オンライン生中継サービス「ニコニコ生放送」を運営するドワンゴ/ニワンゴは、災害報道で連携すると発表した。今後、大きな気象災害の発生が予想される場合は、ウェザーニューズの気象情報番組「SOLiVE24」をニコニコ生放送の公式番組として放送し、被害の軽減に貢献したい考え。

ウェザーニューズとドワンゴが連携、「ニコ生」の気象情報番組で被害軽減を目指す
「ニコニコ生放送」で災害情報番組を生放送
(左)ニワンゴ代表取締役社長の杉本誠司氏
(右)ウェザーニューズ取締役の石橋知博氏

ウェザーニューズは、10月に発生した大型台風の18号と19号の解説番組を試験的にニコニコ生放送で配信したことがある。台風18号の番組は視聴者数48万人/コメント数16万件、台風19号の番組は視聴者数153万人/コメント数37万件となり、多くの人が災害情報をインターネットの生中継番組で得たことになる。

試験的に配信した番組
試験的に配信した番組

この結果について、ウェザーニューズは「ユーザーからの期待の表れ」と受け止めており、社会的にインパクトのある気象災害の情報をより多くのユーザーに届けられるよう、ニコニコ生放送との本格連携を決めた。