NEDO、小形風力発電の部品を標準化する研究開発に着手 |
具体的には、定格出力 3kW、5kW、10kW などを想定し、システム構成の見直しによる小形風力用発電機の開発、多様な小形風車特性を考慮した小形風力発電システム用パワーコンディショナーの開発、単柱方式やトラス構造など発電容量に応じた支柱の開発などにより、部品を標準化する。
このプロジェクトでは、標準仕様に基づいた部品を製作、実証フィールドで試験・評価を行うことで、現状より30%以上コストを削減した小形風力発電システムの実現を目指す。
小形風力発電を構成する部品の形式や組み合わせの多様化で、風車本体のコストが高いことや、現在、小形風力発電に用いるパワーコンディショナーの認証制度がないことなどにより、小形風力発電の導入がほとんどど進んでいない。そのため、小形風力発電の普及には、さらなる低コスト化と認証取得の迅速化が必要であり、小形風力発電を構成する部品の共通化などが急務となっている。