日立製作所は、グローバル対応の SaaS 環境を迅速に構築できる「SaaS ビジネス基盤サービス」を体系化、販売を開始する。開始は10月29日。

「SaaS ビジネス基盤サービス」は、SaaS 事業者やアプリケーション開発ベンダー、企業の情報システム部門などに、SaaS 環境の立ち上げや運用の際に必要となる共通機能を提供するもの。

システム基盤の提供からユーザー認証や課金管理、ヘルプデスクや運用代行などの BPO（Business Process Outsourcing）サービスまで、SaaS 環境に共通の必要な機能が、インターネット経由の月額料金形態で利用できる。すでに SaaS 環境を持つ企業であれば、既存のデータセンターのサービス環境を維持したまま、必要な機能のみを選択できる。

このサービスは、SaaS 形態の日立ビジネスメディアサービス「TWX-21」で培ったノウハウをもとにした「TWX-21 SaaS 事業支援サービス」で、ユーザー管理やアプリケーション監視などの各種機能を強化し、利用ログや問い合わせ履歴の解析サービスを追加するなどサービスを強化、新たに「SaaS ビジネス基盤サービス」として提供するもの。