バチカン市国の Biblioteca Apostolica Vaticana(バチカン図書館)が、所蔵する貴重な手書き文献のデジタル化を順次完了し、インターネット公開を始める。NTT データのデジタルアーカイブシステム「AMLAD(アムラッド)」を利用する。

バチカン図書館、デジタル化した貴重な文献を公開-- NTT データがシステム構築
手書き文献の公開イメージ(出典:バチカン図書館)

NTT データがバチカン図書館と契約し、アーカイブシステム構築を手掛けた一件は、すでに3月に発表となり、多くの関心を集めた。今回その成果の一端が明らかになる。

システム構築はすでに済んでおり、デジタル画像化が完了した文献から順次、バチカン図書館の Web サイトで公開を始める。これらの資料は PC、スマートフォン、タブレットから閲覧でき、学術、美術、教育分野で役立つという。

NTT データは2018年3月末までに3,000冊の文献のデジタル画像化を計画している。また2014年度内をめどに検索機能などの拡充を図る予定。