産業技術総合研究所活断層・火山研究部門地質調査情報センターは、同研究所が調査した津波堆積物の結果を Web 上で閲覧できる「津波堆積物データベース」を公開した。現在調査中のデータを逐次公開、また研究成果を調査地域の住民と共有する。

産総研が「津波堆積物データベース」を公開
津波堆積物データベースの閲覧画面

同データベースでは、地図画面上のアイコンをクリックすると、津波堆積物の有無を決める根拠の一つとなる柱状堆積物試料の情報や、産総研の解釈による津波堆積物の有無情報が閲覧できる。また、各地域の調査結果の概要や、地震/津波や津波堆積物に関する基本的な知識を紹介するページも開設した。


津波堆積物データベースのトップ画面と解説ページ画面
津波堆積物データベースのトップ画面と解説ページ画面

津波堆積物は過去の巨大地震や津波の発生履歴の証拠であり、津波堆積物の年代値から津波の再来間隔の推定が、その分布から過去の津波浸水域や地震の規模の把握ができる。

同データベースでは現在、仙台平野での調査結果と、青森県/福島県/茨城県/千葉県/静岡県/三重県/和歌山県/徳島県/高知県での掘削地点の情報を公開している。同研究所では今後、年1回から2回程度の継続的な更新を行い、調査地点でどのような堆積物が採取されたか、また調査により過去の津波堆積物が見つかったかどうか、などの情報を発信するそうだ。