企業の情報システム部門は、アプリケーションとサービスの迅速で効率的な提供のみならず、コストを削減しつつも急増するデータの保存という課題に直面しているが、現実には、従来型データセンターとサーバーアーキテクチャから受ける制約が大きいという。
新しい「HP ProLiant サーバー Gen9」はこうした課題に対応するもので、「Compute」戦略における重要なマイルストーンとなる。
このサーバーは、設置場所に依存しない膨大なデータ処理のリソースプールを、多様なワークロードに合わせて柔軟に拡大/縮小し、高い可用性を維持できるもので、「Convergence」(システムの集約)、クラウド、「Software Defined」(ソフトウェアによる機能設定)のシステム環境に最適化されており、以下のような技術を実装している。
・「Compute」性能を拡大する PCIe アクセラレータとHP DDR4 Smart メモリ。
・「Software Defined」環境を実現する、サーバー、ストレージ、ネットワーキングの「Converged Management」(統合管理環境)。
・セットアップ、監視、ファームウェアの更新などをスピードアップする、ハイブリッド クラウドのシステム環境用の UEFI や RESTful API などを実装したシステム管理。
・パフォーマンスを向上させる PCIe アクセラレータ、HP Smart キャッシュ、HP FlexFabric アダプタ。
「HP ProLiant サーバー Gen9」には、ブレード型サーバー、ラック型サーバー、タワー型サーバー、スケールアウト型サーバーの、4タイプの製品アーキテクチャがあり、最適化設計と自動化技術でデータ処理性能を3倍向上した。
また、2014年末に販売開始予定の「HP OneView」新バージョンによる「Converged Management」機能との組み合わせで、IT インフラストラクチャの実装を最大66倍スピードアップする。
ビジネス クリティカルなアプリケーションソフトのワークロード性能を4倍向上する。
今回「HP ProLiant サーバー Gen9」シリーズ第1弾として、ブレード型の「BL460c Gen9」、ラックマウント型の「DL160 Gen9」「DL180 Gen9」「DL360 Gen9」「DL380 Gen9」、タワー型の「ML350 Gen9」、さらに「HP Apollo 6000 System」向けの「XL230a Gen9」がラインアップされた。
価格は29万円から(税別)。
「ML350 Gen9」 |