日立は、内閣官房のデータカタログサイト「DATA.GO.JP」(データジーオージェーピー)の稼働を開始した。DATA.GO.JP は、行政機関が保有し公開しているオープンデータを、個人や企業などの利用者が検索、活用するための Web ポータルサイト。日立の「オープンデータソリューション」を適用し、日立の堅牢なデータセンター内のクラウド基盤上に構築、運用する。

内閣官房データカタログ「DATA.GO.JP」、日立「オープンデータソリューション」を活用して稼働開始
内閣官房のデータカタログサイト「DATA.GO.JP」

同サイトで、ユーザーは、各行政機関が保有する、予算、決算、調達情報や各種統計情報、防災/減災情報など1万件以上のさまざまなデータを一つのサイトから一括して検索できるため、より効率的にオープンデータを収集、活用できるようになる。

日本政府は、2013年6月、主要8か国首脳会議において「オープンデータ憲章」に合意し、オープンデータの営利目的の編集/加工などを認めた。内閣官房は、その一環として、各行政機関保有のデータを一括して検索できる Web ポータルサイト DATA.GO.JP の整備を開始し、2013年12月に試行版を一般に公開した。

DATA.GO.JP では、キーワードでの検索のほか、「社会」「経済」「環境」といったデータの属性、データのファイル形式などで、データを絞り込むことができ、一つのサイトからさまざまなデータを一括して検索、収集できる。

さらに、今回の稼働にあたって、各種データの詳細内容の英語表示数を拡大するなど英語対応を強化し、トップページに検索窓を配置し、複数の検索キーワードの設定が可能な集合検索機能を追加するなど、利用者の利便性を向上した。