日立製作所は、流体解析や気象予測などの大規模シミュレーション向けスーパーテクニカルサーバー「SR24000 シリーズ」の販売を開始した。

最新の POWER8 プロセッサを搭載、従来モデルに比べ、約1.6倍の実効性能があり、大量データを用いた科学技術計算を迅速に処理できるそうだ。


最新プロセッサの搭載や、ノードあたりのメモリ転送速度の向上(従来モデル比約2.8倍の 384GB/秒)などにより、従来モデル比で約1.6倍に実効性能を強化した。

さらに InfiniBand によるノード間ネットワークを高速化(従来モデル比約3.3倍の 54.2GB/秒)、大量データを利用した大規模シミュレーションなどの科学技術計算を迅速に処理できるようにした。

この製品は早稲田大学理工学術院に先行納入され、博士課程教育リーディングプログラム「実体情報学」の計算機システムとして、ヒューマノイド、医療用ロボットなどに使われる各種アプリケーションの高速化などの研究に使われている。

「SR24000 シリーズ」では、高集積で大規模なシステム向けに、2U のシャーシに POWER8 プロセッサ(周波数3.42GHz)を最大20コア搭載できる「XP1」と、高い単体性能が求められるシステム向けに、4U のシャーシに POWER8 プロセッサ(周波数3.52GHz)を最大24コア搭載できる「XP2」の、2モデルがある。

日立がスーパーテクニカルサーバー「SR24000 シリーズ」を大規模シミュレーション向けに
「SR24000 シリーズ」

スーパーテクニカルサーバーは大規模なシミュレーションを超高速で実行できることから、流体解析や気象予測、防災科学、素粒子研究、生命科学、新材料開発など、幅広い領域の科学技術計算に用いられている。

今後、あらゆる機器がインターネットに接続される IoT(Internet of Things)時代に、センサーを介して社会インフラ分野の施設や設備から得られる大量データを解析するスーパーコンピュータとしても、今回の製品は期待されているようだ。