日立製作所は、鉄道や電力など屋外の社会インフラ設備の管理/保全を支援する M2M ネットワーク機器「AirSense Sensor Node/太陽光発電型」(太陽光発電型センサーノード)と、「AirSense Gateway/モバイル型」(モバイル型ゲートウェイ)を開発し、9月11日に発売する。

日立、M2M ネットワーク機器「太陽光発電型センサーノード」および「モバイル型ゲートウェイ」を製品化
日立、M2M ネットワーク機器「太陽光発電型センサーノード」
および「モバイル型ゲートウェイ」利用イメージ

「太陽光発電型センサーノード」は、太陽電池と省電力制御技術搭載、電池交換なしに長期間設置できる上、防水機能があり、屋外設備に直接取り付けて、定期的にその温度状態を計測できる装置。

また、「モバイル型ゲートウェイ」は、「太陽光発電型センサーノード」が計測したデータを遠隔から無線で収集するゲートウェイ装置。「太陽光発電型センサーノード」を施設や電力設備などに取り付け、「モバイル型ゲートウェイ」を作業員が携行もしくは車両に載せてその付近を巡回することで、各所の温度状態を自動的に収集できる。また、収集データは、無線 LAN を介して PC やスマートデバイスに転送できるため、作業員がその場で状態把握ができる。さらにはクラウドサーバーに情報を集めて予測/分析できるようになる。

日立は、東日本旅客鉄道と、機器を含むあらゆるモノがネットワークにつながる M2M や IoT などの技術を活用し、設備の状態把握/故障予測による効果的な設備メンテナンスの実現をめざし、鉄道電力設備を対象にしたセンサー機器の開発に共同で取り組んでいる。

なお、M2M とは、Machine to Machine、IoT とは、Internet of Things のこと。