Google の公式ブログによると、Gmail(そしてまもなく Calendar も)が、アクセント記号付ラテン文字、あるいは非ラテン文字を含んだ電子メールアドレスを認識するようになるそうだ。

Gmail では、電子メールアドレスにこれらの文字を含んだ人々とメールの送受信ができるようになるのだ。

Google では、これは最初の一歩に過ぎず、将来、これらの文字を含んだ Gmail アカウントを作れるようにしたいと思っているそうだ。

Gmail がアクセント記号付ラテン文字や非ラテン文字のメールアドレスに対応
Gmail がアクセント記号付ラテン文字や非ラテン文字のメールアドレスに対応

ユーザーの電子メールアドレスが「firstname.lastname@」であろうが、「like corgicrazy@」のような意味のあるものであろうが、電子メールアドレスはユーザーが誰なのか、なにがしかを物語っている。これまで、電子メールアドレスには、サインアップ時に、常にアクセント記号のつかないラテン文字を使うことが要求されてきた。

全世界の人口の半分以下しかラテン文字を使う母国語を持っていないし、そしてさらに少ない人々がアルファベット文字を使用しているにすぎないにも関わらず、だ。

しかし、2012年、IEE は非ラテン文字やアクセント記号付ラテン文字をサポートする新しい電子メールの標準を作成している。この標準を現実のものにするには、ユーザーに電子メールアドレスの入力を要求する電子メールプロバイダや Web サイトがすべて、この標準を採用する必要がある。

技術はそこにあるが実現は困難であり、誰かが最初に踏み出さなければならない。Google はその、最初の誰かになる用意ができた。