産業技術総合研究所(産総研)情報技術研究部門は、高性能計算を実行する環境を一度作れば、異なるクラウド上でも仮想クラスタ型計算機を構築、すぐに使えるようにする技術を開発した。

産総研、クラウド間の垣根を超える仮想計算機技術を開発
仮想クラスタ型計算機の利用イメージ

アプリケーション実行環境を一度作れば、プライベートクラウドと商用クラウドなど、どんなクラウド上でも実行できる、という設計思想による仮想クラスタ型計算機の構築技術を開発した。さらに、仮想計算機の数は自由に設定できるため、計算能力が不足すれば、より多くの仮想計算機を利用できるクラウド上により大きな仮想クラスタ型計算機を構築して、全く同じ使い勝手で使用できるという。


また、産総研内のプライベートクラウドである AIST Super Green Cloud 上に仮想クラスタ型計算機を構築し、これが商用クラウド Amazon EC 2でも使用できることを実証した。

この技術により、従来高性能計算を活用できなかったユーザーや応用分野でも、高性能計算を利用できるようになるため、産業競争力の強化への貢献も期待される。