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水素利活用技術の適用可能性を示した図 |
これは、昨年12月に立ち上げた「水素・燃料電池戦略協議会」において、今後の水素エネルギーの利活用のあり方について産学官で検討してきた成果をとりまとめたもの。水素エネルギー普及の意義を確認しながら、水素の利用面の検討に加え、製造や輸送、貯蔵の各段階に分けて目標を設定した。
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水素の様々な製造方法 |
同ロードマップでは、1. 現在から、家庭用燃料電池や燃料電池自動車など、実現しつつある燃料電池技術の活用を拡大し、大幅な省エネの実現や世界市場の獲得を目指す、2. 2020年代後半に、供給側では海外の未利用エネルギーを用いた水素供給システムを確立し、需要側では水素発電の本格導入も視野に入れ、エネルギーセキュリティの向上を目指す、3. 2040年頃に、再生可能エネルギーなどを用いた CO2 フリーの水素供給システムの確立を目指す、という3つのフェーズに分けて取り組みを進めていくことを示した。