日本ヒューレット・パッカード(日本 HP)は、法人向け新製品を発表した。

発表した新製品は、ミニデスクトップ PC「HP EliteDesk 800 G1 DM」、Windows 8.1 搭載タブレット「HP ElitePad 1000 G2、HP Pro Tablet 610 G1」、最速70枚/分の高速 A4 インクジェットプリンタ「HP Officejet Enterprise Color MFP X585 シリーズ」(複合機)、「HP Officejet Enterprise Color X555dn」(プリンタ)。

タブレットやデスクトップ PC では強固なセキュリティ機能を標準搭載し、インクジェットプリンタは、HP としては初の、印刷ジョブの暗号化やユーザー認証に対応したもの。

プリンタなど、それぞれ充実したセキュリティ管理機能を標準で搭載し、追加コストなしでオフィスのデバイス管理の負荷を軽減し、IT 環境のセキュリティを強化する。

EliteDesk 800 G1 DM は、幅34×奥行177×高さ175mm、容量 1.05L のコンパクトな筐体に、省電力、管理性、セキュリティのフルスペックを兼ね備えたデスクトップ PC。

搭載するプロセッサは、低消費電力型 Intel Celeron/Pentium/Core i3/Core i5/Core i7 T シリーズから選択できる。通常消費電力は 8W 以下(Core i3-4130T、SSD 搭載時)。また、ハードディスクの暗号化、デバイスのアクセス制限、パスワード管理など、セキュリティ機能を同一 GUI で提供する「HP Client Security」を標準搭載する。
 
価格は税抜きで8万5,000円から。

HP ElitePad 1000 は、薄さ9.2mm、重さ約650gの薄型軽量ボディに、1,920×1,200ドットの高解像度10.1インチ IPS 液晶タッチパネルを搭載した、Windows 8.1 搭載タブレット。

アルミニウム製ユニボディをベースに、ガラス面に薄くて剛性の高い「Corning Gorilla Glass 3」を採用、米軍の調達基準「MIL-STD-810G テスト」をクリアする堅牢性を備えている。また、従来機種「HP ElitePad 900」と比較して、ディスプレイの反射の削減(12%)、輝度のアップ(8%)を実現した。

プロセッサには、4コア/64bit Intel Atom Z3795 を搭載し、LPDDR3 メモリを採用、低消費電力だが、快適なレスポンスを実現する。KDDI(au)、NTT ドコモのマルチバンド対応 LTE 通信モジュールを搭載したモデルを用意した。
 
純正オプションに、バーコードスキャナーと磁気カードリーダーを搭載したリテールジャケット、ElitePad を POS レジとして利用できるリテールドッグ、指紋認証やスマートカードに対応したセキュリティジャケットなどがある。

価格は税抜きで、WiFi モデルが6万9,000円から、au/DOCOMO モデルが11万4,000円から。

日本 HP、セキュリティ機能標準搭載の新タブレットや PC、印刷ジョブを暗号化するプリンタを発売
「HP ElitePad 1000 」

複合機の HP Officejet Enterprise Color MFP X585 シリーズ、プリンタ HP Officejet Enterprise Color X555dnでは、Universal Print Driver との組み合わせによる印刷ジョブの暗号化や、PIN 入力機能による暗証番号プリント、Windows 認証/Kerberos 認証、LDAP 認証など、多彩なユーザー認証に対応、印刷データの漏洩を防止する。

また、これらの機能を実現する基盤である「HP Future Smart ファームウェア」や、ひとつのソリューションイメージで対応プリンタすべてをサポートできる開発プラットフォーム「OXP」(Open Extensibility Platform)を、インクジェットプリンタとして初めて採用した。