日立製作所は、金融機関などの基幹業務や、電力・交通などの社会インフラ企業向けシステムで実績のある UNIX サーバー「EP8000 シリーズ」のエントリサーバーに新モデルを追加、販売を開始した。

金融機関や電力・交通システム向け UNIX サーバーに POWER8 搭載エントリモデルを追加
「EP8000シリーズ」

新モデルは「EP8000 S824」(ラックマウント、メモリ 32GB〜1,024GB)と「EP8000 S814」(ラックマウント/タワー、メモリ 16GB〜512GB)で、POWER8 プロセッサを搭載、従来モデル比最大約1.9倍のトランザクション処理性能がある。また、内蔵ディスク容量を拡大するとともに、内蔵 HDD と SSD の混在環境で、データのアクセス頻度に応じて格納先を自動的に最適化できる、自動階層化機能を採用している。

さらに、従来の2倍となる 16Gbps 転送速度に対応したファイバーチャネルアダプタを新たにサポートした。

ファイバーチャネルアダプタは、大容量ストレージ装置と高速接続できるファイバーチャネル方式でのデータ転送に必要な接続装置。

また同時に、金融機関や社会インフラ企業などで利用されている専用線や公衆回線などに接続するシステム向けの、回線切替装置の新モデルも販売を開始する。回線切替装置は、現用系サーバーの障害時に、サーバーと同期して通信回線を待機系に切り替えるもの。