NTT コミュニケーションズ(NTT Com)は、顧客対応業務を行うコンタクトセンターの設備をクラウド化したサービス、「Arcstar Contact Center」を開始した。クラウド化することで、顧客企業は、オペレータ席数の増減や利用機能の変更に、柔軟に対応できるようになるそうだ。

Arcstar Contact Center の各種機能は、国内外の従来型(オンプレミス)のコンタクトセンターで利用されている、Genesys の「Genesys Customer Experience Platform」をベースにしている。

このサービスでは、コンタクトセンターの運営に必須の PBX、ACD(着信呼自動分配)、IVR(音声自動応答)、CTI などの各種機能がすべて標準で提供される。さらに、オプション機能として、通話録音や CDR レポートのほか、キャンペーン実施時などに活用できるアウトバウンド機能も、利用期間に応じて日割りで提供される。

PBX などの設備をクラウド化することで、機器の購入・更改費用や、保守・メンテナンスにかかるコストを削減できる。また、季節やイベントに応じてコール数が変動する場合でも、1か月の短期間から利用した日数分だけ、オペレータ席数の分だけ利用できる。利用料金は日割り。

NTT Com、コンタクトセンターの設備をクラウド化した「Arcstar Contact Center」サービスを開始
「Arcstar Contact Center」