オーリック・システムズは、ビッグデータ活用に不可欠なクレンジング、関連づけ、サマライズなどの、煩雑な事前処理を高速に行うソフトウェアエンジン「Essentia」(エッセンシア)を開発、クラウドサービスとして開始した。

Essentia では圧縮ファイルを直接解析でき、クレンジングなどの前処理やデータベースへの読込み処理を大幅に省略できる。インメモリ処理と並列処理で、高度な集計分析も高速でできる。

事例として、10TB(数百億件)のログを、圧縮された生ログファイル状態から読込み解析する全行程を1時間以内に行った例や、Hadoop とのベンチマークテストで、100倍以上の解析速度を出した例がある。

Essentia のクラウドサービスは、導入初期のデータ集計設定サービスを含み、AWS で提供される。

月額利用料金は30万円(税別)から。


オーリック、Hadoop より速く解析できるビッグデータ処理クラウドサービスを開始
Essentia イメージ図